マルコの福音書[1]35〜

今日は前回の続き、マルコの福音書一章35〜


ご紹介します。


35さて、イエスは、朝早くまだ暗いうちに


起きて、寂しい所へ出て行き、そこで


祈っておられた。


36シモンとその仲間は、イエスを追って来て、


37彼を見つけ、「みんながあなたを捜して


おります」と言った。


38イエスは彼らに言われた。「さあ、近くの


別の村里へ行こう。そこにも福音を知らせよう。


わたしは、そのために出て来たのだから。」


39こうしてイエスは、ガリラヤ全地にわたり、


その会堂に行って、福音を告げ知らせ、


悪霊を追い出された。40さて、ツァラアトに


冒された人がイエスのみもとにお願いに来て、


ひざまづいて言った。「お心一つで、私を


きよくしていただけます。」


41イエスは深くあわれみ、手を伸ばして、


彼にさわって言われた。「わたしの心だ。


きよくなれ。」


42すると、すぐに、そのツァラトが消えて、


その人はきよくなった。43そこでイエスは、


彼をきびしく戒めて、すぐに彼を立ち去らせた。


44そのとき彼にこう言われた。「気をつけて、


だれにも何も言わないようにしなさい。ただ


行って、自分を祭司に見せなさい。そして、


人々へのあかしのために、モーセが命じた


物を持って、あなたのきよめの供え物を


しなさい。」45ところが彼は出て行って、


この出来事をふれ回り、言い広め始めた。


そのためイエスは表立って町の中に入る


ことができず、町はずれの寂しい所に


おられた。しかし、人々は、あらゆる所から


エスのもとにやって来た。


二章


1  数日たって、イエスがカペナウムに


また来られると、家におられることが


知れ渡った。2それで多くの人が集まったため、


戸口のところまですきまもないほどになった。


この人たちに、イエスはみことばを話して


おられた。3そのとき、ひとりの中風の人が


四人の人にかつがれて、みもとに連れて


来られた。4群衆のためにイエスに近づく


ことができなかたので、その人々は


エスのおられるあたりの屋根をはがし、


穴をあけて、中風の人を寝かせたまま


その床をつり降ろした。5イエスは彼らの


信仰を見て、中風の人に、「子よ。あなたの


罪は赦されました。」と言われた。


6ところが、その場に律法学者が数人


すわっていて、心の中で理屈を言った。


7「この人は、なぜ、あんなことを言うのか。


神をけがしているのだ。神おひとりのほか、


だれが罪を赦すことができよう。」


8彼らが心の中でこのように理屈を言って


いるのを、イエスはすぐにご自分の霊で


見抜いて、こう言われた。「なぜ、あなたがたは


心の中でそんな理屈を言っているのか。


9中風の人に、『あなたの罪は赦された』


と言うのと、『起きて、寝床をたたんで歩け』


と言うのと、どちらがやさしいか。


10   人の子が地上で罪を赦す権威を持って


いることを、あなたがたに知らせるために。」


こう言ってから、中風の人に、11「あなたに


言う。起きなさい。寝床をたたんで、


家に帰りなさい」と言われた。


12すると彼は起き上がり、すぐに床を


取り上げて、みなの見ている前を出て行った。


それでみなの者がすっかり驚いて、「こういう


ことは、かつて見たことがない」と言って


神をあがめた。13イエスはまた湖のほとりに


出て行かれた。すると群衆がみな、みもとに


やって来たので、彼らに教えられた。




エスはたくさんの方に教え病の人には


病を治しました。それを妬ましく


思っているのが律法学者や祭司達です。


自分達は、偉いとか知識があるとか


思っているのでしょうが、神から見れば


罪人なのです。イエスが群衆の前で


教えをするたび、何とか捕まえて


死刑にしたいと思って機会を狙っているのです。


ここでも、この先にも度々出てくる


ツァラアトは、ライ病など重い皮膚


の総称だそうです。中風は、脳血管の


病気の後遺症で、麻痺などで体が


不自由になってしまった方のようです。


エスを信じる信仰があるからこそ


罪も赦され、病も癒されるのですね







天のお父様感謝いたします。


信仰によって、キリストを信じ求めることで


癒され、救われることを教えてくださり


感謝いたします。主イエスキリストの


御名によって祝福してお祈りいたします。


アーメン